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お城の基礎知識(2)

城の象徴といえば本丸に位置する天守。

天守とは城の中核(本丸)に位置し、城を代表する建物。ちなみに「城=天守」ということではなく、天守はあくまでも城内の一建造物であり、中には天守がない城もあります。

天守は織田信長が安土城に「天主」と呼ばれる建築物を造ったのがはじまりとされ、以来、天守は城のシンボルとなって造成が流行となりました。
天下統一を成し遂げた豊臣秀吉の大阪城や徳川家康の江戸城には巨大な天守が築かれました。

天守の分類

天守は、その構成から「独立式」「複合式」「連結式」「連立式」の4つに分類できます。

天守の構成

天守の構成。
出所:by MUKAI(2012/10/08)-天守 / CC-BY-SA 3.0 Adapted.)

  • 独立式天守:天守だけ単独で建てられたもの。代表的な城に丸岡城、宇和島城、高知城など。
  • 複合式天守:天守に付櫓という櫓or小天守が直結した形式。代表的な城に福山城、犬山城、彦根城、松江城など。
  • 連結式天守:天守に渡櫓で小天守をつなげた形式。代表的な城に名古屋城、広島城、松本城など。
  • 連立式天守:天守と二基以上の小天守や隅櫓を内側の空間を取り囲むように渡櫓でつなげた形式。代表的な城に姫路城、松山城など。

他にも「望楼型天守」「層塔型天守」といった分類もあります。

  • 望楼型天守:初期型の天守。1~2階建ての大きな小母屋造りの建物に三重三階の望楼を乗せた形。
  • 層塔型天守:後期型の天守。上階を下階より段階的に小さくして積み上げます。天守各階の柱の位置がずれています。

天守の構造

■破風

天守の屋根は「破風」と呼ばれる屋根の端部が複数組み合わされて構成されてできており、破風には以下のような形式のものがあります。

破風の種類

破風の種類。
出所:by MUKAI(2015/03/14)-破風 / CC-BY-SA 4.0 Adapted.)

  • 入母屋破風(いりもやはふ):構造上必要なもので最上階に必ずあります。
  • 千鳥破風(ちどりはふ):屋根に乗った三角形の出窓。
  • 唐破風(からはふ):丸くてなだらな曲線を描いています。
  • 切妻破風(きりづまはふ):主に1階の出窓の上につけ、軒先にまで出っ張ります。

■仕掛け

天守には合戦に備えて、様々な仕掛けが施されており、敵が侵入しにくい構造となっています。

  • 石落(いしおとし):城壁を上る敵に対して石や鉄砲をあびせる仕掛け。
  • 狭間(さま):弓矢や鉄砲で攻撃するための、丸や四角などの穴。
  • 破風の間:破風の屋根裏で、鉄砲を使える攻撃の陣地に。
  • 通路と階段:通路は狭く、階段は狭くて急な造り。
  • 最上階:遠くの敵の様子まで窺えた眺望。
天守の仕掛け

天守の仕掛け

平時はもちろんのこと、合戦時にも城主が天守に入るということはほとんどありませんでした。一般的に城主が天守に上るのは、儀式の一環として合戦の最期の局面で切腹する場合など、特別な場合だけでした。



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