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直江兼続の名言・逸話まとめ

武田の使者の密命を見破る!

上杉謙信は以前、武田信玄からの使者として岡田賢桃斎に会っており、賢桃斎が和歌に関心があることを知っていたので、越後国の名所・長浜を案内しようとしたときのことである。

しかし、実は賢桃斎は武田信玄から越後や佐渡の要地の距離を測る密命を受けており、召し連れている子供らに投輪で遊ばせるふりをしながら測定し、これを信玄への土産に持ち帰ったのである。

のちに信玄から謙信に越の長浜の距離を聞いてきた。そこで謙信は代官に検地させようとしたが、その代官の配下の若者の一人が「それはなんのためにするのですか?武田からの依頼ならばその必要はなく、すでに投輪で測って知っておりましょう。」と答えた。これを代官から伝え聞いた謙信はその時点ではじめて賢桃斎の真意に気づき、その後、その代官の配下の若者を小姓に取り立てたのである。

この小姓というのが "直江兼続" なのである。

大男?

「大男にて、百人にもすぐれたるもったいにて、学問詩歌の達者、才知武道兼ねたる兵なり。恐らく天下の御仕置にかかり候とも、あだむまじき仁体なり」とあり、それに続いて「長高く容儀骨柄並びなく、弁舌明に殊更大胆なる人なり」としている(『常山紀談』)。

兜に「愛」の字

続の兜の前立てには「愛」の文字が付いている。

周囲の評価

  • 秀吉の評価

    秀吉は「陪臣の中でも、直江兼続・小早川隆景・堀直政らは天下を収める立場に立っても見事にやってのける者だ」と言ったという。

  • 秀吉に意見を求められる

    秀吉の小田原征伐で数カ月たっても落城できなかったころ、兼続は秀吉から意見を求められた。このとき兼続は、秀吉が豊臣方の諸将らの士気を上げる目的であることを察しての意見を言うと、秀吉は大変喜んで兼続に太地と時服を与えたという。

  • 家康の評価

    家康は会津征伐の際、兼続についてこう語った。「奥州の諸浪人らは野蛮で心が猛々しく、勇ましいことは他にたとえようがない。直江兼続は智勇がある男で、こういった連中を自由に使いこなしたから譜代の者と同様、命令に従い忠誠を尽くす人物になったのだ。」と。

関ヶ原敗戦の後

米沢32万石を領していたが、関ヶ原敗戦後は上杉景勝からわずか6万石を拝領されることとなった。兼続はこのうち5万石を仲間に分配し、残り1万石のうちの半分を身分の低い者に配分し、自らはたった5千石となったという。
その後、景勝に従って登城した際に本多正純・酒井忠世・安藤直次・成瀬正成らと会ったが、直次・正成らは手を突いて「山城殿(=兼続のこと)いかがなされましたか?」などと、兼続を尊敬した態度であったという(『名将言行録』)。

伊達政宗とは・・

  • あしらう

    あるとき、聚楽第で諸大名が並んでいる中で伊達政宗が金銭を皆に見せていた。当時、貨幣は出始めたばかりで珍しく、政宗に「これをみられよ」と声をかけられると、兼続は扇の上に金銭を置き、羽根つきをするようにして見ていた。
    政宗が「気にせず手に取ってみられるがよい」と言うと、兼続は「このように賤しいものに触れては手が汚れるゆえ、扇にのせたわけです」と答え、政宗のほうにポイっと投げて戻した。これに政宗はひどく赤面したという。(『名将言行録』)

  • 強烈な一言

    徳川政権下のある時、江戸城の廊下で伊達政宗とすれ違って素通りした。
    政宗がこれを咎めると、これに兼続は「政宗公とは戦場では幾度もお目にかかっておりましたが、いつも後ろ姿しか拝見したことが無かったため、一向に気がつきませんでした」と返答をしたという。

その他

  • 謙信の死を予言

    謙信の死の少し前、謙信の余命は少ないのではないかと気にかけ、家中の諸将らにその理由を語ったという。兼続が心配したとおり、まもなくして謙信は没した。

  • 文化人・蔵書家

    南化玄興、西笑承兌などと親交があり、文化人・蔵書家として有名であったという。

    豊臣政権による朝鮮出兵の際、肥前名護屋城に滞陣し、わずか2ヶ月間で300巻の医学書を書写させている。また、渡海した後、兵士に略奪を戒めるとともに、漢文で書かれた中国の書籍を日本に持ち帰っている。


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