丁寧に歴史を追求した、正統派の戦国Webマガジン

【名場面:毛利元就】雪合戦で幼少の元春と隆景の才を見抜く

毛利元就の二男・吉川元春と三男・小早川隆景が幼いころ、雪合戦をしていたときの話である。

▼主な登場人物

  • 毛利元就アイコン

    毛利元就

  • 吉川元春

    吉川元春

  • 小早川隆景

    小早川隆景


-- 元春と隆景が幼少のころ --

あるとき、幼少の元春と隆景は仲間を引き連れ、5対5に分かれて雪合戦を行なっていた。

家来アイコン

元春チーム

それそれ~~、やっちまえ~~~!!!

毛利元就アイコン

元就

ふぉふぉふぉ、あやつら元気じゃのう!

元就が雪合戦の様子をみていると、兄の元春がしきりに雪を投げつけ、ついに弟の隆景は負けてしまった。

吉川元春アイコン

元春

ぎゃはははは! わしらの勝ちじゃ~~

隆景

う~ちくしょ~~。兄上!! もう一回やろう!

小早川隆景アイコン
吉川元春アイコン

元春

いいけど、また勝ってやるわい!

再び勝負を挑んだ隆景のチームはなぜか3人しかいなかった。そして、元春は一度勝った勢いのままに5人でひたすらに隆景チームに雪を投げつけた。すると、隆景は徐々に後退していきながら、優勢になった元春がさらに攻勢に出るのを待っていた。

隆景

・・・。よし、今だ!!かかれ~~!

小早川隆景アイコン

隆景チーム

わーーーーー!!!

家来アイコン

隆景

・・・。よし、今だ!!かかれ~~!

小早川隆景アイコン

事前に隠れていた隆景チームの残り2人がでてきて、側面攻撃を行ない、元春はこれに打ち負けて退却したのであった。

毛利元就アイコン

元就

やめ~い!!双方とも勝ちじゃ!!

この様子をみていた元就は制止した。そして、元就はこのように考えた。

毛利元就アイコン

元就

・・・・(子供らが大人になったとき、弓矢を取る身になろうと思うならば、長男の隆元を旗本として、元春と隆景を先鋒とするのがよいかのう。。)

そして、元就はさらに考えた。

毛利元就アイコン

元就

・・・
(合戦に際して北国の者らは強さだけを重んじ、計略は少ないが、南国は人の往来が盛んで船の通行も多いことから交際上手で計略を好む、という風に伝え聞いたことがあるな。)

(雪合戦をみれば、北国に元春、南国に隆景を担当させるのがよさそうじゃ。いまからそう決めておこう。)

このとき元就が考えた通り、のちに北国が元春、南国が隆景を次々と討伐していった。こうして2人は毛利家の中国制覇の一翼を担ったのである。


おすすめの記事

 PAGE TOP