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【名場面:毛利元就】石見の敵将・青屋友梅を降す

※『名将言行録』より

大永年間に元就は3500余の軍勢で石見国の青屋出羽守入道友梅の城を攻めたが、敵の防戦に手こずり、自軍の兵には多くの死者をだした。友梅の城の欠点は水が乏しかった。
元就は水が尽きれば落城すると考え、激戦を繰り返して死者が増えないよう、周囲に長い堤を築き、対陣して日々を過ごした。

敵方の城兵たちはすっかり意気消沈しており、一方で友梅は毎日真っ白な精米で馬を洗っていた。これが遠くから見ると水のように見えたため、これを見た毛利兵たちの中に勘違いする者が出ていた。

---毛利陣営---

家臣アイコン

毛利兵たち

毛利兵A:ううむ。敵城には多くの水があるようだな。。
毛利兵B:ああ、いたずらに時が過ぎていってもまずいしのう。
毛利兵C:ここは短期決戦で行くのがよかろう。

毛利元就アイコン

元就

・・・・。

こうした意見は元就の耳にも届いていたが、これに一切耳を傾けず、元就は続けて対陣の日々を過ごした。しばらくして敵情視察のため、間者(=スパイ)として井上光親を敵城に送り込み、友梅を訪ねさせたのである。

---敵城内---

友梅は大いに喜んで光親を迎え入れ、饗応した。そして宴が終わった頃に友梅が言った。

青屋友梅

私には変わった馬癖がありましてな。ひとつお慰みにお目にかけましょうか。

家臣アイコン

井上光親

望むところです。

家臣アイコン

友梅は6、7頭の馬を引き出すと、大きなたらいに水を張り、光親の前で馬の頭を冷やしたり、口を洗わせたりした。

光親はやがて暇を告げて帰り、こうした状況を元就へ報告した。

---毛利陣営---

毛利元就アイコン

元就

城の様子はどうじゃ?

井上光親

はっ!水が乏しいと言っておりましたが、大きなたらいに水を入れて馬を洗ったりしておりましたゆえ、おそらくこれは虚言かと思われます。

家臣アイコン
毛利元就アイコン

元就

・・・・ほかには?

井上光親

他には、塀の裏には米俵が積んでありましたゆえ、兵糧も十分あるとお見受けしました。

家臣アイコン

これを聞いて元就は言った。

毛利元就アイコン

元就

それならばなおのこと、水は乏しく、兵糧もすでに尽きてきたということだ。もしこれから30日も攻めれば城を落とせるだろう。

井上光親

えっ!?(わしの考えと正反対じゃないの・・)

家臣アイコン

こうして元就は、家臣に命じて仕寄り(=城の包囲・攻撃にあたって臨時に設ける塀柵)をつけさせ、櫓を組みあげて攻め近づいていった。すると、20日余で、友梅は耐え切れずに降伏して城を出てきた。元就の読み通り、敵方は水も兵糧も乏しかったのである。

元就は特に間者を放って城中の様子を逐一把握していたということである。


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