関ヶ原直前、中村家に宛てた徳川家康書状を駿府城にて初公開!

戦ヒス編集部
 2019/10/18
静岡市は、平成27年11月4日(月)まで歴史文化施設の開館に向けて収集した徳川家康の書状を駿府城公園 坤櫓にて初公開します。本資料は、当時駿河を治めていた中村家へ宛てた書状の原本であり、これまで写しの存在は知られていましたが、この度原本が発見され、静岡市が購入したことで公開されることになりました。

書状には関ヶ原の戦い直前の慶長5(1600)年7月27日の日付があり、これは家康が石田三成の挙兵を聞いた直後の時期にあたることから、家康が駿河を治めていた中村家を自分の味方に引き止めるためのものと考えられます。

書状を鑑定した本多隆成静岡大学名誉教授は「この文書は、これまでは「写」では知られていたが、日付はなく、内容の記載にも誤りがあった。しかも、家康の中村氏宛の文書は極めて乏しいこともあり、静岡市が駿府の中村氏宛の家康書状「原本」を購入したことは意義が大きい」とし、「この当時、家康は会津の上杉景勝攻めのため関東に下向しており、25 日にはいわゆる「小山評定」が行われた。江戸へ戻るため家康が小山を発ったのは8月4日であるから、この書状は 小山で書かれている。この一ヵ月半後の9月15 日には関ヶ原の合戦となっており、合戦前の緊迫した状況下で出された書状という意味でも、貴重な文書である」とコメント。

徳川家康が居城として築城を始め、天正17年(1589)に完成した駿河城でしたが、翌年、豊臣秀吉は家康を関東に移封、豊臣系の家臣中村一氏が駿河城に入りました。家康が関ヶ原の戦いで勝利する前の書状を徳川家ゆかりの駿府城で目にすることができる貴重な機会になっており、駿府城公園 坤櫓では、徳川家康公と駿府(静岡)との関わりや櫓の建築の様子などの映像展示も行われています。

◆徳川家康書状 公開概要
会場:駿府城公園 坤櫓(ひつじさるやぐら)
静岡市葵区駿府城公園1-1
日程:2019年11月4日(月)まで
時間:9時~16時30分(入場は16時まで)
休館日:月曜日(11月4日は開館)
入場料:大人100円(団体30名以上は80円)、小人50円(団体30名以上は40円)
駿府城公園WEBサイト:https://sumpu-castlepark.com/hitsujisaru/

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