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【史跡散策】福岡藩黒田氏の居城・福岡城跡に行ってきました!(後編)
- 2023/10/23
※前編をご覧になられてない方は、【史跡散策】福岡城跡(前編)を先にご覧ください。
天守台
落ち着いて周りを見回してみると、天守台への登り口階段がちゃんとありました。階段を上り進んで行くといよいよ天守台です。福岡城には、天守閣はなかったと言われてきました。黒田官兵衛・長政親子は幕府に遠慮して建てなかったと考えられていたのです。しかし近年発見された文書などから研究が進み、実際には作られたがのちに取り壊されたのではないかとも言われているそうです。福岡城の天守閣については未だ謎とされているということです。
ここで念のため。前編でも掲載してますが、再度今回ご紹介の散策ポイントマップを以下に付けておきます。
ここからの景色はやはり爽快。ペイペイドームや福岡タワーも望めます。けっこう高い場所になりますね。ここに天守閣が建てられていたらどうだっただろうなあとやはり思います。そこからの眺めさぞや壮観だったでしょう。また、福岡の街から天守閣が日々眺められていたら、また心持ちも違ったろうなあ。
多聞櫓
天守台を降りて、多聞櫓へ向かいました。普段は非公開ですがこの日はたまたま公開期間に当たり、中へ入ることができました。 櫓の中は16の小部屋に分かれており、石落(石や熱湯、矢などを射掛けるための口)や鉄砲狭間(矢や鉄砲などを放つ口)も実際に見られて、ここが使われていた当時をリアルに感じられました。
多聞櫓から段々と下っていき、藤棚を過ぎて、バス道路に沿ってさらに下ります。このあたりは舞鶴公園となっており、桜の名所として知られています。福岡城は海側から望むと、鶴が羽ばたくように見えることから「舞鶴城」と呼ばれていたそうです。公園の名前はそこから取ったのでしょうね(お城近くの地名にも舞鶴というものがあります)。
旧母里太兵衛邸長屋門
旧母里太兵衛邸長屋門に着きました。母里太兵衛(母里友信)とは「酒は呑め呑め飲むならば」の「黒田節」の主人公で、名槍「日本号」を福島正則から呑み取ったと言われる武将です。旧母里太兵衛邸長屋門を横に入る通りの先には、福岡城・鴻臚館案内処の「三の丸スクエア」があるようです。着物の着付けサービス、甘味処などもあるようですね。
下之橋御門
旧母里太兵衛邸長屋門から、さらにバス道路を下っていくと下之橋御門に着きました。城内に入る通常の門として使われたそうです。ここはしっかり残っていて、雰囲気を感じやすいですね。大濠公園
道を下りきると、大通りにぶつかります。ここからさらに西へ行くと、舞鶴公園にも隣接している大濠公園があります。大きな池を真ん中に抱く、市民の憩いの場所で、池のぐるりは整備され、一周約二キロのランニングコースとしても親しまれています。ボートハウスもあり、池でボートに乗ることも。
また、池の向こうには福岡市立美術館が建っており、レストランやカフェも併設しています。池のほとりにはスターバックスコーヒーもあります。
福岡市の中心地にほど近い場所なのに、すっかり旅気分が味わえました。天守台からの景色はまた見たいな。ちょっとした運動にもなるし、ことあるごとに、リフレッシュに、たびたび訪れるといいかな、と思います。
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