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2024年に世界遺産になるかも?!「佐渡島の金山」は何が凄い?
- 2023/11/12

2023年の世界文化遺産登録を目指して活動してきた新潟県・佐渡金山遺跡。惜しくも2023年の登録は叶いませんでしたが、来年再び登録を目指して活動を継続されるそう。
そんな注目の佐渡金山はどこが凄いのでしょうか? 日本の歴史とも深く関りがあり、日本の発展に大いに貢献してきた歴史を持ちます。今回はその歴史と注目ポイントを解説していきます。
そんな注目の佐渡金山はどこが凄いのでしょうか? 日本の歴史とも深く関りがあり、日本の発展に大いに貢献してきた歴史を持ちます。今回はその歴史と注目ポイントを解説していきます。
佐渡金山の歴史
江戸時代、鎖国政策がとられていた中で日本は金を得るために伝統的な手工業で金を生産してきました。佐渡は日本の中でも特に上質な金が採れると言われており、江戸幕府が直轄して管理し高度な生産体制を築き、長きにわたって金を生産し続けてきました。日本が黄金の国と言われるに至った所以は佐渡金山をはじめとする日本の金の生産システムにもあったと言われています。さらに、佐渡金山は日本各地から集められた技術者・労働者が集まっていたので日本中の文化や信仰などが混ざった独特の文化も育まれた土地として有名です。
佐渡金山の規模

佐渡金山の開山は1601年と言われています。「佐渡島の金山」は、「西三川砂金山」「相川鶴子金銀山」というふたつの鉱山から構成され、東西3000m、南北600m、深さ800mまで掘り進めたという、日本最大の金銀山です。17世紀には世界最大級の産出量を誇り、江戸幕府の財政だけでなく世界貿易にも貢献しました。
閉山までの388年間に産出した金は78トン、銀2,330トンとされ、まさに日本の有数な金鉱山だったと言えます。
現在の佐渡金山は?

平成元年には、資源の枯渇により操業が停止し閉山した佐渡金山ですが、現在は観光地として有名であり、ゴールデン佐渡社により運営・一般公開がされています。
現在、佐渡には金の生産技術がわかる採掘・選鉱・製錬・精錬の遺跡、生産体制を知ることができる鉱山集落跡などが残り、鉱山の全体像を知ることができます。このように良好な状態で遺跡が残るのは世界でも佐渡だけだそう。そのことを考えると、佐渡金山の価値がわかるのではないでしょうか。
佐渡金山の観光
現在の佐渡金山の中の入り口は二つにわかれていて「宗太夫抗」と「道遊抗」のふたつのルートを楽しめます。どちらも当時の趣を感じながら散策できるルートですが、中には炭鉱夫の人形など当時の作業風景がわかるものもあり、楽しみながら学ぶことができます。また、ラピュタっぽい遺跡のようだと言われている北沢浮遊選鉱場跡(1930年代の浮遊選鉱場跡)も人気があります。
新潟から佐渡島まではフェリーで約2時間30分ほど。レンタカーやバスツアーもあるので、日帰りでもじゅうぶんに巡ることができますよ。
佐渡金山に注目!

佐渡金山の歴史や観光についてご紹介してきました。日本一のみならず、世界でも有数な鉱山だった佐渡金山・銀山。思っていたよりもスケールが大きかったことに驚く方も多いでしょう。世界遺産への登録が決まれば観光客が増えなかなか入れないかもしれません。今のうちにチェックしてみては?
<参考>
佐渡島の金山 公式サイト https://www.sado-goldmine.jp/
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