群馬県を「上野(こうずけ)」や「上毛(じょうもう)」と呼ぶこともありますが、由来はどこから来ているのでしょうか?そもそも、「群馬」という地名の意味は何なのでしょうか?その答えを探っていくと古代史の中にありました。
最新の発掘調査や文献の研究成果を交えながら、専門家と一緒に群馬の古代史を紐解いていきましょう。
内容
はじめに 00:00
第1部 「上野国」の読み方を調べてみると?
1 はじまりは「毛野」 00:49
2「上毛野国」から「上野国」へ 02:51
難読地名となった理由のまとめ 04:46
3 東国を治める要の地 06:15
4「上野介」は群馬県知事! 11:32
第2部 話題の歴史遺産を訪ねてみると?
1 ユネスコ「世界の記憶」登録の上野三碑 13:44
2 姿を見せた上野国分寺と国分尼寺 19:03
3 地域の特色を表わした3つの郡家遺跡 28:31
4 1,000年前の県政白書「上野国交替実録帳」 35:37
第3部 群馬の由来を探ってみると?
1 山野に集う馬を飼う人びと 44:18
2 国を支えた上野国の馬 49:07
3 上野国の馬文化 52:32
4 時代を変える上野国の馬 56:33
●講師紹介
前澤 和之(まえざわ かずゆき)
群馬県館林市生まれ。
関西学院大学大学院修士課程を修了後、群馬県教育委員会や群馬県歴史博物館に勤務、国指定史跡上野国分寺跡の発掘調査などに携わる。
現在は群馬県文化財保護審議会の歴史資料部会などを務める。
主な著作
『古代東国の石碑』(山川出版社 2008年)
『上野国交替実録帳と古代社会』(同成社 2021年)
問い合わせ先:文化財保護課(027-897-2928)