~日本が国家として初めて築いた対外防衛拠点~「古代山城 鞠智城展 ―大和朝廷の西の護り―」を開催!

熊本県教育委員会は、「古代山城 鞠智城展 ―大和朝廷の西の護り― 」を大阪歴史博物館(大阪市中央区)で、3月22日から3日間連続で開催します。

鞠智城は、東アジア情勢が緊迫した7世紀後半(約1300年前)に大和朝廷が築いた周囲の長さ3.5km、面積55haの規模を持つ古代山城で、日本が国家として初めて対外防衛に備えて西日本各地に築いた拠点の一つです。対外的な軍事的危機が去った後も、国内問題への対応や大規模な食料補給基地など様々な役割を担っていたため、約300年間存続したと考えられています。

熊本県では、鞠智城跡の日本古代史上の重要性から、昭和42年から発掘調査を行っていますが、その結果、八角形建物跡をはじめとする72棟の建物跡や貯水池跡、土塁跡など貴重な遺構が相次いで発掘されています。

特に平成21年の調査で出土した「百済系銅造菩薩立像(くだらけいどうぞうぼさつりゅうぞう)」は、百済の亡命貴族が日本の古代山城の築城に関わったとする「日本書紀」の記述を裏付ける重要な発見として、日本国内はもとより、韓国においても大きく注目を集めているところです。

今回は、大阪で初めての「鞠智城展」を開催し、百済系銅造菩薩立像(レプリカ)をはじめ、パネルの展示、ビデオ上映等により、古代山城の歴史や鞠智城の最新の調査成果をご紹介します。入場無料です。ぜひ、ご来場ください。

◆日時 
平成25年
3月22日(金)午後1時 ~午後5時
3月23日(土)午前9時半~午後5時
3月24日(日)午前9時半~午後3時

◆場所 
大阪歴史博物館 4階 第一研修室(大阪市中央区大手前4丁目1-32)

※詳しくは、別添チラシをご覧下さい。
https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M101773/201303150536/_prw_PA1fl_t75t1938.pdf

  オリジナルサイトで読む



関連カテゴリー・タグ