【新刊】「鬼平と梅安が見た江戸の闇社会」宝島社新書より、歴史資料で蘇るリアル犯科帳が1月27日発売

【内容紹介】
池波正太郎が著した時代小説の不朽の名作『鬼平犯科帳』と『仕掛人・藤枝梅安』は、18世紀末から19世紀初頭の江戸の町を舞台としている。商工業が発達し町人文化が花開いたこの時代、無宿人と呼ばれる人々や浪人が江戸へと流れ込んだ。その中には悪事に手を染める者も多くいた。火付盗賊改として奮闘する鬼平と兇悪人に死の制裁を与える梅安が見た江戸の最暗部とはどのような世界だったのか。江戸時代中期の闇の実態を解き明かす。

【目次】
第1章 実録 『鬼平犯科帳』 と犯罪捜査
第2章 大江戸八百八町 捕物尽くし
第3章 悪人の末路・江戸の牢獄と刑罰
第4章 「梅安」の時代と江戸の無法者社会
第5章 大江戸商売事情
第6章 吉原遊郭と花魁の世界

【書誌情報】
著者:縄田一男、菅野俊輔 監修
発売日:2023年1月27日
価格:990円(税込)
判型:新書判
ページ数:208P
ISBN:978-4-299-03881-4

▼ 縄田 一男(なわた かずお) プロフィール
文芸評論家。1958年、東京都生まれ。専修大学大学院文学研究科博士課程修了。時代小説・歴史小説に造詣が深く、『時代小説の読みどころ』で中村星湖文学賞、『捕物帳の系譜』で大衆文学研究賞を受賞。大衆文学研究会、日本近代文学会会員、チャンバリストクラブ代表を歴任。主な著書に『時代小説の戦後史 柴田錬三郎から隆慶一郎まで』『捕物帳の系譜』(いずれも新潮社)、『ぼくらが惚れた時代小説』(山本一力、児玉清との鼎談集、朝日新聞出版)などがある。

▼ 菅野 俊輔(かんの しゅんすけ) プロフィール
江戸文化研究家、歴史家、時代考証家、早稲田大学エクステンションセンター講師。1948年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校、朝日カルチャーセンター、毎日文化センター、読売・日本テレビ文化センター、小津文化教室で古文書解読講座の講師を務める。主な著書に『大江戸暮らし大事典』(監修、宝島社)、『江戸の長者番付』(青春出版社)、『江戸・戦国のくずし字古文書入門』(扶桑社)などがある。

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