幕末維新の英傑たちを支えた大思想家の人物伝、『維新変革の奇才 横井小楠』を発売
- 2024/03/29
-
【投稿】戦ヒス編集部
●吉田松陰、坂本龍馬、勝海舟ら、英傑たちも畏れた幕末維新のキーパーソン、横井小楠(よこい しょうなん)。数々の新出史料からその実像に迫ります。
横井小楠は、民を慈しみ、世界の模範となる日本を目指した大思想家。吉田松陰、坂本龍馬、勝海舟ら、英傑たちが畏れた幕末維新のキーパーソンでもありました。
福井藩主・松平春嶽は、熊本藩士であった横井小楠の実力をいち早く見抜き、彼を福井藩に派遣することを熊本藩に要請。小楠は福井藩に招かれ、政治顧問として自らの思想を大きく反映させました。また、春嶽のブレーンとして国政にも関わったとされています。
本書は、小楠の書翰や自筆草稿など、新出史料から新たな人物像を描き出す、人物伝の決定版です。
小楠の生きた人生60年は、日本の維新変革期にあたり、日々激しく変化する中にありました。新しい国家と社会が模索され続けた激動の時代を、小楠がいかに主体的に生きようとしたのか、知られざる姿を明らかにします。
■目次
第1章 小楠の思想形成の序幕
第2章 江戸遊学と失意の帰国
第3章 実学党の結成と熊本藩政
第4章 ペリー来航と開国論
第5章 福井藩に活動の舞台を与えられて
第6章 文久期の幕政改革と横井小楠
第7章 沼山津に閑居
第8章 維新政権と横井小楠
補論 小楠の実学思想について
■著者プロフィール
猪飼隆明(いかい たかあき)
1944年、福井県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。熊本大学文学部教授・大阪大学大学院教授を経て、大阪大学名誉教授。著書に『近代日本におけるハンセン病政策の成立と病者たち』(校倉書房)、『西南戦争 戦争の大義と動員される民衆』(吉川弘文館)、『西郷隆盛 西南戦争への道』(岩波新書)、『熊本の明治秘史』(熊日新書)、『「性の隔離」と隔離政策 ハンナ・リデルと日本の選択』(熊本出版文化会館)、訳・解説に『ビギナーズ 日本の思想 新版 南洲翁遺訓』(角川ソフィア文庫)など多数。
■書籍情報
書名:維新変革の奇才 横井小楠
定価: 3,960円 (本体3,600円+税)
発売日:2024年3月29日(金) ※電子書籍同日配信
判型:四六判単行本、640頁
ISBN:9784041144015