【大阪歴史博物館】特集展示「新収品お披露目展」を開催します
- 2024/05/17
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【投稿】戦ヒス編集部
大阪歴史博物館では、令和6年(2024)7月10日(水)から9月2日(月)まで、8階特集展示室において、特集展示「新収品お披露目展」を開催します。
大阪歴史博物館では開館以来、大阪を中心とする地域の歴史と文化を広く市民に紹介し、理解を深めていただくことを事業運営の基本方針としています。この基本方針に沿った資料の収集は博物館活動の根幹でもあり、当館では毎年、市民の皆様からご寄贈いただいたさまざまな資料を保管し、研究や展示等に活用しています。
今回の展示では、令和4年度、令和5年度に新たに館蔵品となった多くのご寄贈品から未公開のものを中心に、約20件をご紹介します。
1.名称
特集展示「新収品お披露目展」
2.主催
大阪歴史博物館
3.会期
令和6年(2024)7月10日(水)から9月2日(月)まで
火曜日休館
※ただし8月13日(火)は開館
4.開館時間
午前9時30分~午後5時
※入館は閉館の30分前まで
5.会場
大阪歴史博物館 8階 特集展示室(常設展示場内)
〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32
電話:06-6946-5728
ファックス:06-6946-2662
https://www.osakamushis.jp/
(最寄駅)Osaka Metro谷町線・中央線「谷町四丁目」駅2号・9号出口、
大阪シティバス「馬場町」バス停前
6.観覧料
常設展示観覧料でご覧になれます。
大人600円(540円)、高校生・大学生400円(360円)
※( )内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下・大阪市内在住の65歳以上(要証明証提示)の方、
障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
7.展示資料数 約20件
8.主な展示資料
(1)石原(いしはら)ビルディングエレベータ表示板 昭和14年(1939)
大阪歴史博物館蔵(石原実氏寄贈)
アール・デコ調のデザインが特徴のエレベータ昇降表示板です。設置されていた石原ビルディングは石原時計店が建てた賃貸ビルで、昭和14年(1939)の竣工から令和3年(2021)の再開発工事まで、大阪市北区の淀屋橋南詰交差点に建つランドマークでした。
(2)段(だん)替(が)わりに丸紋(まるもん)一ツ身(み)着物 昭和時代
大阪歴史博物館蔵(覺心宏和氏寄贈)
昭和18年(1943)生まれの男の子用に誂(あつら)えられた、夏の衣料です。着物全体に配された大小の丸紋は、あたかも水中をたゆたう泡のごとく見えます。泡のなかに描き出される立派な建物は竜宮城やその宝物なのでしょうか。関西らしい元気な印象を与えてくれる作品です。
(3)鳥形埴輪(はにわ) 古墳時代
大阪歴史博物館蔵
鳥形の埴輪は水鳥かニワトリが一般的です。本資料は縦に広い尾羽や水かきのない脚の形からニワトリと考えられます。ニワトリは霊的な力を持つ動物とされ、動物を象(かたど)った埴輪の中では最も古くから事例があります。
大阪市平野区で出土しており、 出土地の近くには5世紀の築造とされる花塚山(はなつかやま)古墳があります。古墳の本格的な調査はされていませんが、埴輪との関係性が推測されます。
(4)山県有朋(やまがたありとも)書簡(林市蔵(はやしいちぞう)宛) 大正6年(1917)
大阪歴史博物館蔵(林勲男氏寄贈)
大阪府知事として方面委員制度の創設などに携わった林市蔵(1867-1952)が、山口県知事時代に当時枢密院議長であった山県有朋(1838-1922)から受け取った書簡です。山県はこのなかで、林が県内の青年団指導に尽力したことを称賛しています。
9.取材について
取材をご希望の場合は、事前に下記担当までご連絡ください。
大阪歴史博物館 企画広報課 企画広報係
電話:06-6946-5728
ファックス:06-6946-2662