【日本橋高島屋】源氏物語に登場する姫たちをイメージした作品など約200点を展示!2024年8月30日(金)から「草乃しずか日本刺繍展 源氏物語を花で装う」開催!
- 2024/06/19
-
【投稿】戦ヒス編集部
「草野しずか日本刺繍展 源氏物語を花で装う」
会期:2024年8月30日(金)→ 9月16日(月・祝)
会場:日本橋高島屋S.C. 本館8階ホール
日本橋高島屋S.C.では8月30日(金)より、「草乃しずか日本刺繍展 源氏物語を花で装う」を本館8階ホールで開催いたします。
草乃しずか氏が日本刺繍に魅せられ作家活動を始めて50年の歳月が過ぎました。本展では、源氏物語に登場する姫たちに想いを寄せ、それぞれのイメージでひと針ひと針縫い上げた振袖や几帳の他、10年毎に作り続けている「桜日記」の9作目を初披露いたします。
その他にも平和への祈りの気持ちを込めて刺繍した、「命シリーズ」と題して制作されたタペストリー、「日本刺繍=和装」という概念を覆してドレスや小物にも刺繍をした作品など、「日本刺繍は心模様を表現するアートだ」と語り、日本刺繍の普及活動を続けてきた草乃しずか氏の世界を、約200点の作品を通じ紹介いたします。
●花を装う 源氏物語
源氏物語に登場する姫君たちをイメージし刺繍されたきものと几帳、掛軸や屏風など約20点を展示いたします。
<紫式部>
平安時代の貴族の生活を物語にした源氏物語の作者、「紫式部」は一条帝のお后、彰子に仕えました。妻として母としてまた女性としての紫式部の人生観は、源氏物語で語られているように知的で繊細、かつ情感あふれるものだったのではないでしょうか。平安の様子を扇面の中に、揺れる心は紐の流れに、そして紫の藤にたどり着きます。
<夕顔>
あまりにもはかなげで、ひとりでは生きてゆけぬ「夕顔」。源氏の君からやさしく愛されるものの、物の怪にとりつかれ、一夜のうちに散ってゆくのです。夕顔は源氏物語のなかでももっとも儚い運命をもった女性。隣家の垣根に咲く夕顔のように可憐なその姿に源氏は心を奪われます。
●桜の刺繍で描く 女の一生
着物をキャンパスに見立て布地選びから構図、デザイン、色彩、刺繍技法によって桜のモチーフを変化させました。3歳の祝着から60歳の訪問着まで9点で女の一生を表現。成長していく精神的な面をとらえて制作されています。
●「命」シリーズ
身内との悲しい別れの中で、自分が生かされていることへの感謝を刺繍しているうちに気がつき「命シリーズ」(タペストリー)を制作。7作目となる新作は「地球に愛と希望を信じて…」と題されました。平和であることこそ表現できる創作の世界。この美しい地球を大切にしたいという思いで制作されたライフワークともなる刺繍作品です。
●その他
■草乃しずか プロフィール
1944年 石川県羽咋市生まれ
1967年 フランス刺繍「森山多喜子教室」に参加
1969年 丹羽正明氏に師事し日本刺繍をはじめる
1978年 NHK文化センター講師となる
1987年 NHK「婦人百科」に出演。以降、出演多数
1996年 銀座ミキモトホールにて個展開催
2000年 「桜浪漫」松屋銀座、横浜髙島屋
2004年 「源氏物語そして命の輝き」展 日本橋髙島屋ほか
2009年 「雪月花」展 日本橋髙島屋ほか
イギリス・エディンバラにて日本領事館記念催事として
2014年 「草乃しずかの世界」松屋銀座ほか
イギリス・ボーンマスに刺繍講習会
2015年 台湾・台北国立國父記念館で展覧会開催
2016年 香港にて展覧会と講習会を開催
2017年 「草乃しずか展 煌めく絹糸の旋律」松屋銀座ほか
2019年 群馬県立日本絹の里、松坂屋美術館ほか
2020年 アメリア・ロサンゼルスの国際交流基金で展覧会
その他、NHK手芸展、NHK国際キルトフェスティバルなどに多数出演。
一貫して日本刺繍の普及活動を推進している。
■作家コメント
刺繍でこころを表現することを、私は作品のテーマとしてきました。
源氏物語の姫君たちの生涯、そして桜の刺繍で描く女の一生。これらの最新作を含む約200点を一堂に展示します。ドレスに日本刺繍を施した作品も、是非ご覧いただきたいと思います。
日本で育まれてきた日本刺繍というアートを、これからも伝えて行きたいと強く思っております。
草乃しずか
■イベント 「草乃しずか ギャラリートーク」
日時:2024年8月30日(金)、9月8日(日)
各日午前11時と午後2時から約30分
会場:日本橋高島屋S.C. 本館8階「草乃しずか日本刺繍展」会場内
※都合により予定などが変更になる場合がございます。
■展覧会概要
展覧会名:「草乃しずか 日本刺繍展 源氏物語を花で装う」
会期:2024年8月30日(金)→ 9月16日(月・祝)
会場:日本橋高島屋S.C. 本館8階ホール
入場時間:午前10時30分~午後7時(午後7時30分閉場)
※最終日9月16日(月・祝)は午後5時30分まで(午後6時閉場)
入場料:一般1,200(1,000円)、大学・高校生1,000円(800円)、中学生以下無料
※( )内は前売りの割引料金。
前売り券はイープラス、セブンチケット、ローソンチケットにて
8月29日(木)までお求めいただけます。
主催:NHK財団
企画協力:アトリエ草乃しずか
HP:https://www.takashimaya.co.jp/store/special/kusano_shizuka/index.html
■お問合せ先
日本橋高島屋 03-3211-4111(代表)