「ハニワの日」記念 高槻市で太鼓形埴輪をテーマに特別講座開催

●全国で4例しか出土していない埴輪の謎に迫る

高槻市立今城塚古代歴史館で8月17日(土曜日)、各地で出土した太鼓形埴輪を調査研究している奈良県田原本町教育委員会の文化財専門職員柴田将幹(しばたまさき)さんを講師に迎え、「太鼓形埴輪でつながる高槻と田原本」をテーマに太鼓形埴輪の研究成果を講演いただく特別講座を開催します。

高槻市では、武人埴輪をモデルにした市のマスコットキャラクター「はにたん」の誕生日の8月20日を「ハニワの日」と定めていて、毎年ハニワの日を記念し、本市の歴史や文化財の魅力を発信するため、今城塚古代歴史館で記念講座を開催しています。今年のテーマは「太鼓形埴輪でつながる高槻と田原本」。太鼓形埴輪とは、当時軍隊の号令や儀礼で使われた太鼓を模した形象埴輪。全国で4例(奈良県田原本町の宮古平塚古墳、和歌山県和歌山市の井辺八幡山古墳、宮崎県新富町の百足塚古墳、大阪府高槻市の今城塚古墳)しか出土していない大変貴重な埴輪です。完全な形の太鼓形埴輪が出土したことで知られる宮古平塚古墳が発見された奈良県田原本町の文化財専門職員柴田さんを講師に迎え、今城塚古墳と宮古平塚古墳、それぞれの太鼓形埴輪の特徴と、製作された理由について語っていただきます。そして、有力首長による連合政権から大王を中心とする中央政権へと移行する過渡期であった継体大王の時代について講演していただきます。

■記念講座概要
講座名:「太鼓形埴輪でつながる高槻と田原本」
日時:令和6年8月17日(土曜日) 13時30分から15時まで
場所:今城塚古代歴史館 2階映像研修室(高槻市郡家新町48番8号)
定員:120名(当日先着順) ※当日正午より整理券配布
講師:奈良県田原本町教育委員会主査 柴田将幹さん
参加費:300円
アクセス:高槻市営バス「JR富田駅」1番乗り場より
     1 奈佐原行きで「今城塚古墳前」降りてすぐ
     2 関西大学・萩谷・萩谷総合公園行き「氷室」で降りて徒歩8分
※駐車場無料(35台)

■関連ホームページ
今城塚古代歴史館でハニワの日記念講座を開催(8月17日)(高槻市ホームページ)
https://www.city.takatsuki.osaka.jp/event/history/127441.html

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