古地図と潜伏キリシタンの信仰用具を展示『遠ざかる「世界」、キリシタンが待ち望んだ「世界」』を開催!

2022年2月19日(土)から2022年2月27日(日)の期間、ゼンリンミュージアム(福岡県北九州市、館長:佐藤渉)は、長崎県と共同で古地図・信仰用具等約40点を展示する企画展『遠ざかる「世界」、キリシタンが待ち望んだ「世界」』を、Bunkamuraギャラリー(東京都渋谷区)で開催します。

キリシタンというのは、室町時代後期にフランシスコ=ザビエルらによって日本に伝えられたローマ=カトリック系のキリスト教徒のことを指します。豊臣秀吉のバテレン追放令でも知られるように、バテレン宗という別称があります。また、江戸幕府5代将軍徳川綱吉以後は、切支丹(キリシタン)と漢字表記されています。

■本展のみどころ
本企画展では、大航海時代の古地図に描かれた日本の姿や、キリシタン大名とキリスト教の関わり、潜伏キリシタンの密かな祈りを物語る信仰用具などが紹介されています。

ゼンリンミュージアムが所蔵する古地図と信仰用具を一連の展示を通して、ヨーロッパ人の目に映った、日本におけるキリスト教の布教活動の実像を知ることができます。


■開催概要
・会場:Bunkamura ギャラリー(東京都渋谷区道玄坂 2-24-1 Bunkamura1階 メインロビーフロア)
・会期:2022年2月19日(土)~2022年2月27日(日)・無休
・開館時間:10:00~19:00 ※最終日は17:00まで
・入場料:無料
・主催:ゼンリンミュージアム
・協力:長崎県・長崎歴史文化博物館


■特別出店:展示とともに、お買い物もお楽しみいただけます!
会期中の休日には、会場内に長崎県のアンテナショップ(日本橋長崎館)と、ゼンリンが福岡県内に2店舗を展開する地図デザイン商品の専門店(Map Design GALLERY)の出張店舗が開設されています。

※新型コロナウイルスの感染拡大により、出張店舗の開設を見合わせる場合がございます。また、入室時の検温・手指消毒・マスクの着用等、展示室内での感染拡大防止へのご協力をお願いします。


■ゼンリンミュージアムまで足を運べない方へ!
ゼンリンミュージアム(福岡県北九州市)まで足を運べない方々も、地図の新たな魅力に触れることのできる東京会場がございます。

※ゼンリンミュージアムURL:https://www.zenrin.co.jp/museum/index.html

■展示概要
第1章.大航海時代とキリシタン大名
 ポルトガル船の来航によって世界と日本は大きく近づきます。商人や宣教師がもたらす情報によって、「ジパング」の情報はヨーロッパへ伝えられ、精緻な地図も作られるようになります。日本に伝わったキリスト教は、大村純忠らキリシタン大名に保護され全国に広まりました。

第2章.遠ざかる世界と潜伏キリシタンの祈り
 江戸幕府による禁教と海禁政策によりポルトガル船が追放されると、地図に描かれる日本の情報も乏しくなっていきます。宣教師も不在となる中で孤立した日本のキリシタンは、自分たちだけで信仰を継承することとなり、独特の信仰形態が育まれました。

第3章.再び出会った世界と日本
 幕末、2世紀ぶりに日本が開国すると、再び世界と日本は出会います。キリシタンも世界に例をみない孤立を経て宣教師と再会し、新たな信仰用具がもたらされました。

【展示品の一例】

▼外部リンク
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」世界文化遺産登録3周年記念展 遠ざかる「世界」、キリシタンが待ち望んだ「世界」-古地図と潜伏キリシタンの信仰用具-
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000067172.html


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