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「桃太郎」は岡山に実在?吉備津彦命の歴史を知る
- 2025/01/14
日本では誰もが知る「桃太郎」伝説。あまりに有名な話なので全国各地に桃太郎にまつわる逸話が残っています。その中でも桃太郎発祥の地として有名なのが岡山です。
岡山を訪れると「きび団子」が販売されていたり、桃太郎モチーフのパッケージのお菓子があったり…と県ぐるみで桃太郎とのつながりを認知しているよう。では本当に岡山に桃太郎は実在したのでしょうか?
今回は、桃太郎に深く関わっているという「吉備津彦命」の歴史を探りながら調べていきたいと思います。
岡山を訪れると「きび団子」が販売されていたり、桃太郎モチーフのパッケージのお菓子があったり…と県ぐるみで桃太郎とのつながりを認知しているよう。では本当に岡山に桃太郎は実在したのでしょうか?
今回は、桃太郎に深く関わっているという「吉備津彦命」の歴史を探りながら調べていきたいと思います。
有名な桃太郎伝説に原作はある?
桃太郎は日本で古くからあるおとぎ話ですが、原作は存在しない、または見つかっていません。口承で受け継がれてきた物語になります。現在の桃太郎伝説のあらすじは、
「桃から生まれた桃太郎は、老婆老爺に養われ、鬼ヶ島へ鬼退治に出征、道中遭遇するイヌ、サル、キジをきび団子を褒美に家来とし、鬼の財宝を持ち帰り、郷里に凱旋する」
(引用:wikipedia)
というものです。
これは明治から現在まで教科書や絵本を通じて普及した「桃太郎」伝説であり、他のバージョンも全国に多々あるそう。
ちなみに、原型(口承)の発祥は室町時代末期から江戸時代初期の間ごろとされているそうです。江戸時代の絵本(草双紙)には桃太郎が”昔話”として掲載されていることから、かなり古くからある伝説だとわかるでしょう。
桃太郎伝説の発祥は岡山?
先述したように、桃太郎伝説には多くの「ゆかりの地」が存在しており、どの土地の話だったのかはわかっていません。しかし特に岡山県が最有力地とされていて、全国で唯一「桃太郎伝説の生まれたまち 」として文化庁から認定されているそう。
吉備津彦命=桃太郎?
岡山が桃太郎発祥の地とする理由のひとつに、吉備津彦命が桃太郎だとする説があります。
吉備津彦命(きびつひこのみこと)は、第7代孝霊天皇の皇子でした。岡山(吉備)には温羅(うら)という悪行をはたらく鬼がいて、人々を困らせていたそう。そこで吉備津彦命が犬飼健命・楽々森彦命・留玉臣命という3人の家来とともに征伐に行幸。見事討ち、温羅の首を吉備津神社の釜の下に封じたという伝説があります。
桃太郎伝説と照らし合わせると、たしかに類似性があり、長い時間をかけて変化した話だと言われると納得です。温羅(うら)が実際に悪行をはたらくものだったのかどうかは、現在でははっきりせず、諸説あるそう。いずれにしても、どこからが伝説でどこからが真実なのかはわかっていません。
桃太郎巡りも楽しめる
温羅が住んでいたとされる鬼ノ城や、吉備津神社など伝説に出てくる場所は実際にあるので、現在でも桃太郎伝説巡りをすることができそうですね。ちなみに、鬼ノ城は大ヒットアニメ・鬼滅の刃で登場する城のモデルにもなっています。
昔話のロマンを感じながら、桃太郎めぐりを楽しむのも良いかもしれません。
<参考>
・wikipedia
・岡山観光web
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