令和に復刻した広重の浮世絵 青山星灯篭(あおやまほしとうろう)
- 2024/09/12
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【投稿】戦ヒス編集部
— 江戸時代、二代歌川広重の浮世絵に描かれた青山星灯篭が青山で甦る ―
青山星灯篭実行委員会と一般社団法人まちづくりののあおやまは、今年8年目を迎える「青山星灯篭」を、北青山の複合施設「ののあおやま」にて9月20日(金)〜23日(月・祝)に開催いたします。
1、江戸から令和へ (浮世絵から甦った現代の行事)
「青山星灯篭」は、江戸時代から明治時代初期頃まで、青山・百人町周辺(現在の表参道付近〜外苑前にかけて)で、旧暦7月に一ヶ月間行われていた竹竿の先に提灯をつけて高く掲げるお盆の行事です。夜にはまるでたくさんの星が出ているように見えたところから「星灯篭」と呼ばれ、二代歌川広重の浮世絵にも描かれました。
私たちは、この「青山星灯篭」を甦らせることで、逝きし人や土地の記憶に思いを馳せ、青山らしい暮らしとは何かを見つめ直すきっかけになればと考えています。
2、広重浮世絵の復刻
青山で130年以上の歴史ある「山陽堂書店」(港区北青山3-5-22)が江戸から続く江戸木版画の摺師「高橋工房」に依頼し、木版画の彫りから色彩までを当時の資料をもとに再現しました。約160年ぶりに青山星灯篭の浮世絵を復刻したことを記念し、復刻浮世絵を監修したアートディレクター浅葉克己氏を迎え特別対談を開催します。3、再開発が進む地域で青山の文化を再興していく(地域主体の行事であること)
2017年、街の有志により再興し、7基の灯篭から始まった星灯篭は年々その数を増やし、今年は本会場の「ののあおやま」の他に、本行事に賛同いただいた近隣の「きらぼし銀行本店」「ワールド北青山ビル」「3rd MINAMI AOYAMA」「(仮称)南青山三丁目計画 新築工事現場」「青朋ビル」「スプライン青山東急ビル」「新青山東急ビル」「北青山三丁目地区市街地再開発事業地区内」にも掲げられ、約40基の星灯篭が、青山の街を彩ります。本会場では、昨年大好評だった川村亘平斎による影絵パフォーマンス「夜空の影絵」、今年で4年目となる神田山緑による講談「月夜の怪談ばなし」や、日本の伝統文化を体験できるイベントを多数開催。ののあおやまの店舗や近隣でも、青山星灯篭を盛り上げる関連イベントが行われます。子供から大人まで、誰もが楽しめる内容です。
イベント内容
【体験】影絵人形づくりと影あそび講師:影絵師/音楽家 川村亘平斎
日時:9/21(土)
①15:00- ②17:00- 影絵人形づくり
18:30- 影あそび
会場:まちあいとおみせ
参加費:1,000円(定員各回10組)
【公演】夜空の影絵『オロチカラ~なまぐさ天狗は龍を追う』
出演:川村亘平斎×グンデル隊
日時:9/21(土)19:00-
会場:しばふ
席料:大人(中学生以上) 2,500円
【公演】月夜の怪談ばなし
出演:講談師 神田山緑
日時:9/22(日)
18:00-「雪女」
19:00-「四谷怪談」
会場:ぶたい
席料:大人(中学生以上) 2,500円(通し券)
【公演】青山星灯篭復刻記念対談 ~浮世絵とバウハウスデザイン~
出演:アートディレクター 浅葉克己
東京高橋工房六代目代表 高橋由貴子
日時:9/23(月・祝)17:00-
会場:ぶたい
席料:無料
【実演】ひなのや 出張ポン菓子実演
日時:9/21(土)16:00-
会場:ぶたい
参加費:無料
【体験】灯篭絵付け
日時:9/20(金)-23(月・祝)
17:00-20:00
受付:まちあいとおみせ
参加費:500円
【展示】古地図で見る青山星灯篭
日時:9/3(火)-23(月・祝)
11:00-17:00
※月曜定休
会場:まちあいとおみせ
青山星灯篭パンフレット
⇒https://prtimes.jp/a/?f=d129173-2-d24fda2248ba0e6c983f443a50cc0f01.pdf
ののあおやま周辺の青山星灯篭関連イベント情報
⇒https://prtimes.jp/a/?f=d129173-2-231575a3fcc1e2ef5da75eee29aa8f70.pdf
■青山星灯篭 開催概要
名称: 青山星灯篭
日時: 9月20日(金)- 23日(月・祝)
点灯18:00-20:00
本会場:ののあおやま
(東京都港区北青山3-4-3)
主催: 青山星灯篭実行委員会
一般社団法人まちづくりののあおやま
実行委員会メンバー:
浅葉克己(アートディレクター)
有賀長人
市川博一(ICHYS GALLERY)
合原紀子(ブレイン)
後藤 徹(SIG)
遠山秀子(山陽堂書店)
水野成美(市街地開発)
和多利浩一(ワタリウム美術館)
(五十音順)
協力:青山商店会連合会
青山善光寺