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東京・亀戸香取神社はスポーツに御利益のある神様!藤原鎌足が東国下向の際に立ち寄った古い歴史も

 2024年はパリオリンピックなど、スポーツイベントがたくさんありましたが、今年も世界陸上をはじめ、多くのスポーツイベント開催が予定されていますね。

 今回はスポーツに御利益がある神様とされる「亀戸香取神社」の歴史についてご紹介していきます。スポーツをしている方や、応援しているスポーツ選手、チームがある方はぜひチェックしてみて下さいね。

亀戸香取神社の歴史

 亀戸香取神社(かとりじんじゃ)は、江東区の亀戸にある神社。御祭神は経津主神(ふつぬしのかみ)とされています。

 亀戸香取神社の歴史は古く、創建は天智天皇4年(665)。藤原鎌足(ふじわらのかまたり)が東国下向した際に、「亀の島」に船を寄せました。

 当時、亀戸は海に囲まれていて、元々は亀の形に似た島であり、亀の島(亀島)と呼ばれていたそうです。船から降りた藤原鎌足は、太刀一振を納めます。そして香取神宮から分霊を勧請し旅の安泰を祈り、亀戸香取神社が創建されたといわれています。

 御祭神の経津主神(ふつぬしのかみ)は、日本書紀にも登場する武功の神・武神。圧倒的な強さを持ち、勝利の神様としても知られています。そのため、戦勝祈願などに訪れる武将も多かったそうです。

戦勝祈願に訪れた武将

 戦勝祈願の御利益がある神社として有名になったきっかけは、天慶年間(938~947)、藤原秀郷(俵藤太秀郷)が平将門の討伐の戦勝祈願をし、成就したことです。

 当時、脅威であった平将門の追討使に選ばれた藤原秀郷は亀戸香取神社にお詣りして討伐に向かい、見事平定。後に感謝し、弓矢を奉納しに訪れました。奉納した弓矢は「勝矢」と命名され、現在でも亀戸香取神社では「勝矢祭」が行われています。

 その後、戦勝祈願として全国に名を馳せるようになった亀戸香取神社。歴代天皇をはじめ、源頼朝や徳川家康などの武将も勝運をいただきにお詣りにきたそうです。

スポーツ振興の神としても有名に

 日本国内で「戦」が必要なくなったあとは、武道家などがスポーツや武道での勝利を祈願しに訪れるようになりました。現代ではスポーツの勝運がいただける神社としても有名になっています。

訪れた際にはお守りをいただこう!

 参拝する方におすすめのお守りが「勝運守」です。

 境内には白い小石が敷き詰められていますが、その中からピンときた石を拾い、洗い清めてから「勝運袋」を購入し中に入れ、社殿でお祈りをすると完成します。ちなみに石が白いのは、”白星”を引き寄せるという意味もあるのだとか。御利益がありそうな気がしますね。

多くのアスリートも訪れるパワースポット

境内には触れると健康になるという「勝石」もある
境内には触れると健康になるという「勝石」もある

 世界を舞台に活躍するアスリートだけでなく、部活でのスポーツの勝利や、応援しているチームの勝利を願いに亀戸香取神社に訪れる方も多いそうです。

 スポーツ好きの方は機会があれば白星を求めて訪れてみてはいかがでしょうか。

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  この記事を書いた人
ゆかた さん

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