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2023年・兎年に訪れたい、大阪・住吉大社はうさぎと関係の深い神社

全国には干支の動物を祀っていたりゆかりがある神社が多くあります。自分の干支の神社が気になっている、行ってみたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

2023年は兎年ということで、うさぎにゆかりの深い神社をご紹介したいと思います。

住吉大社とは?

大阪にある住吉大社は、全国に2,300以上あると言われる住吉神社の総本社となる神社です。大阪に住んでいる人なら誰でも知っているような有名な神社で、地元では「すみよっさん」と呼ばれ親しまれています。人気の神社で観光に訪れる人も多く、日中は参拝客も絶えません。

住吉大社の由来

住吉大社が祀っているご祭神は、底筒男命 (そこつつのおのみこと) 、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)という三神と、住吉大社を祀った神功皇后(じんぐうこうごう)です。

その昔、イザナギノミコトは出産で亡くなった妻・イザナミノミコトをあの世からこの世に連れ戻そうと黄泉の国へ向かいます。しかしその願いをかなえることはできず、死者の国の穢れを受けてしまいました。その穢れを清めるために海中で禊をした際に三神が産まれた、と言われています。

神功皇后が住吉大社を祀ったのは、神功皇后摂政11年(西暦211年)のことです。神功皇后は現在の韓国、新羅(しらぎ)遠征を行った際に、住吉大神の加護を得て平定し凱旋。その航海中に海上で大神の信託があったことがきっかけで住吉大社をつくりました。

この住吉大社を祀った日が辛卯年・卯月・上の卯日であったことから、住吉大社ではうさぎを「神の使い」としてきました。

どちらの由来も海に関係しており、大阪は港をもち商業や海運業もさかんであったことや、遣唐使もこの地から出発したことで、三神は航海の安全を願う神や貿易・産業・外交の神としてもあがめられています。

遣唐使出発の地の碑もある
遣唐使出発の地の碑もある

住吉大社には4つの宮がありますが、これはそれぞれ御祭神をお祀りしたもの。全て海に向かって西向きに建っているといい、第一本宮~第三本宮までは縦に並んでいます。これは「船団」を模しているともいわれ、住吉大社が航海に深くかかわっている神社であることを表しているかもしれません。

住吉大社とうさぎ

住吉大社の神の使いであるうさぎは、住吉大社の境内のいたるところにあります。

手水舎

手水舎では兎がモチーフになっています。ここで清めてお詣りに向かいましょう。

撫でうさぎ

第四本宮前に設置されている「翡翠の撫でうさぎ」は、卯年にあたる2011年に設置されたものです。「兎は住吉大社の神使です。撫でて招福をお祈り下さい」とあり、人気スポットのひとつに。この撫でうさぎを撫でると無病息災のご利益があるというので、ぜひ撫でてみましょう。

うさぎみくじ

おみくじは、神のご意思や神託を届けるもの。住吉大社ではうさぎモチーフのおみくじがあり、とってもかわいく人気です。うさぎの置物の下からおみくじを取り出すかたちになっています。おみくじの中身はさておき、うさぎを置物として取っておくのも良いかもしれませんね。

住吉大社に行ってみよう

うさぎ目当てだけでなく、住吉大社は観光地としても有名で見どころもたくさんあるので参拝にもおすすめです。

例えば「反橋」(通称:太鼓橋)は住吉大社の象徴。正面にある神池という池に架けられた橋ですが、この橋を渡るだけで「お祓い」になると言われています。そのため多くの参詣者がこの橋を渡り本殿にお参りしたり、写真を撮ったりしています。

住吉大社は知っている、行ったことがあるという方も多いかもしれませんが、その由来やうさぎとの関りは知らなかったという方がほとんどかもしれません。うさぎ年に訪れてみると御利益があるかもしれない、要チェックの神社です。

※参考:住吉大社HP

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  この記事を書いた人
ゆかた さん

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