直江兼続がある時、とある神仏宛てに、手紙の代わりに高札を掲げた、というエピソードがあります。さて、とある神仏とは次のうちどれでしょうか?
( 正解率は 24 % )正解!
ざんねん…
答えは「閻魔大王(えんまだいおう)」
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これは『名将言行録』に集録されたエピソードです。
ある時、上杉家の家臣の一人が、下働きの男を切り殺してしまいました。殺された男の親族は「殺されるようなことは何もやっていない。死んだ男を生き返らせろ。」と強く訴えます。
見舞金を支払い、謝罪し、諭しても、親族たちは「生き返らせろ。」の一辺倒で、まるで聞きません。この仲裁にあたった 直江兼続は「ならば仕方がない」と、閻魔大王に宛てた手紙を書きました。
「初めてお手紙差し上げます。不慮の事で亡くなった者の親族たちが嘆き、生き返らせてくれと言います。その3人を迎えに送るので、死者を返してやってください。恐れ慎み申し上げます。慶長2年2月7日、直江山城守兼続より。閻魔王様へ。よろしく地獄の鬼たちにもお伝えください。」
こうした内容の手紙を高札で掲げました。そしてその隣には、閻魔大王のもとへ手紙を届けて、死者を迎えに行くために、と首を跳ねられた親族3人を並べたのです。
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