縄文時代の装飾品に使われているヒスイの産地は?

縄文時代には装飾品が発達します。特にヒスイをつかったものが縄文時代中期から多くの遺跡で出土します。そして、その産地はただ一カ所に限られています。それはどこでしょうか。

正解!

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 ざんねん…

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答えは「富山県姫川流域」

 解説

ヒスイを宝石として利用する歴史は世界的にみても日本が最古の部類にはいります。現在、日本では8カ所ほどヒスイを産出する場所が知られていますが、縄文時代に利用されていたものは富山県姫川流域のものに限られていることが知られています。 和田峠と神津島は黒曜石の産地で、鋭利な刃先を簡単につくることができる材料としてつかわれました。 二上山はサヌカイトの産地で、こちらも鋭利な刃先が容易につくることができることからナイフや矢じりとして盛んに利用されました。 これらを使った遺物が産地から遠く離れた、中には海を越えた遺跡からもみつかり、縄文時代には列島をまたいだ広範囲な交易が行われていたことがうかがわれる証拠となっています。


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