戦国大名が分国法を作る時にお手本にしたものは?

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「分国法(ぶんこくほう)」とは戦国大名が制定した法律のことで、「戦国家法」とも呼ばれます。実は分国法を制定するにあたり、元ネタにした法律があります。それは次のうち、どれでしょうか? ( 正解率は 64 % )

正解!

クイズ正解時のイメージ yes

 ざんねん…

クイズ間違い時のイメージ yes

答えは「御成敗式目」

  回答内訳

51人 が回答済です

大宝律令(6回答)
11%
御成敗式目(33回答)
64%
武家諸法度(11回答)
21%
大日本帝国憲法(1回答)
1%

※未回答での閲覧回数は 1回

 解説

 御成敗式目(貞永式目)は13世紀初め頃、鎌倉幕府執権・北条泰時が中心となって、当時の慣例をもとに制定した武家法です。室町幕府も大幅な変更はせず、追加法を発布しながら継続して使っていました。

 戦国大名が分国法を制定するときも、ゼロから作るのは難易度が高いので、御成敗式目を参照しながら適宜改変を加えて作ることが多かったようです。たとえば伊達稙宗の『塵芥集』など著しく類似した条文を持つ分国法がみられます。

※出典:清水克行『戦国大名と分国法』(岩波書店、2018年)


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