太田道灌(資長)は築城の名人として知られていますが、もう一つ特技があります。 無知だったための失敗から学び始め、その知識を戦いの場でも活かしていたという、その特技とはなんでしょうか?
( 正解率は 47 % )正解!
ざんねん…
答えは「和歌」
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江戸城を造り、築城名人として知られる太田道灌(資長)は、和歌の名人としても知られています。特に古歌、つまり昔に詠まれた和歌に関する知識に秀でていました。
こんな逸話があります。
かつてある雨の日に、道灌は傘を貸りたいと願い出ました。しかし、相手は山吹(やまぶき)の花を一枝差し出しただけでした。 花など欲しくないと憤った道灌でしたが、後日、それは「七重八重、花は咲けども、山吹の、みのひとつだに、なきぞ悲しき」という古い歌を模したのだと教えられました。「山吹に実の一つもつかないように、残念ながら私は簑(みの。昔のレインコート。)一つも持っていません。」という、風流な謝罪だったのです。
それを聞いて古歌の奥深さに触れた道灌は、自分の無知を恥じ、古歌を学び、名人と言われるほどになりました。 そして古歌の知識を用いて、潮の満干や、川の浅瀬を見極めたり、人の心理を操ったりなどと、戦いの場でも役立てていったそうです。
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